住環境アドバイザー松岡在丸(まつおかさいまる)による住まいのカウンセリング
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「玄関〜階段〜子供部屋」直通の、親子の壁を生み出す日本の家。工夫次第で子供との距離を近くに保つことができる!

下宿や二世帯のような日本の家

家の主と顔を合わせずに自分の空間に行けるのが、「玄関〜階段〜自室」という動線が出来ている住まい。昔の日本の学生下宿や、親との同居、といったような住まい方にはピッタリかもしれません。

しかし、この家の動線のつくりが日本の住宅の一般的な仕様。であるとすれば、子供が帰宅時に親の顔も見ずに二階の自室に向かい、その後、こもってしまうことを可能にしてしまうこの仕様について、見直す必要を感じるべきではありませんか?

海外の住まいを見ると、パブリックスペースとしてのリビングを通らないと二階に上がれない、キッチンに二階への階段がある、という動線を実現していることに気付くことでしょう。

この点で、日本の住まいのあり方は変わらなければなりません。そのような必要について、多くの住宅業者も指摘するようになりました。

でも、すぐに家を引っ越すわけにも行きませんね。今居る住宅で、今後も過ごさなければならないという場合がほとんどではないでしょうか。


ルールを作れば回避できる

そんな中、子供との距離がひらいていかないようにするための工夫をしているご家庭があります。

それは、子供たちがまだ小学校低学年以下のときから、『帰宅したらまずお母さんを探して「ただいま」と声を掛ける』というルールを作ることです。

実際にこのようなルールが幼い頃に生活に染み付いていると、帰宅したらまず親の顔を見るというのが習慣付きます。親の顔を見ないまま二階に上がってはいけない、ということです。

毎日、これを実践します。実際に実践したご家庭のお子さんたちは、帰ってきて「ただいま」と親に言うのが当たり前のことになるようです。

そして幼い頃からこのようなしつけがあると、大きくなっても「親に自分の帰宅を知らせる」ということが自然のことになり、昨今のコミュニケーション不足の家庭のような問題を回避することができます。


ルール無用の家族は崩壊する

子供に気を使ってばかりいる親御さんが増えています。子供が考えていることがわからない、というのです。

そのような子供に共通することは、幼い頃からきちんと「ルールに従う」という習慣が身に付くように教育していなかった、ということです。

そしてこうした「ルール決め」は夫婦の間でも、そして親と同居する二世帯の場合でも、同様に大切なポイントです。ルールがないので、それぞれが好き勝手な振る舞いを始め、そしてそれに対して注意する「基準」がないので、ヘンに気を使い始めるようになっていきます。

そのようにして人と人との間に溝が生まれていくのです。

『絆』は、同じルールに従おうとする人と人との間に、より結束力を持って深まっていきます。もしあなたの家が日本の一般的な「玄関〜階段〜自室」という動線の住まいだったとしても、適切なルールをふさわしい時期から決めて実践することにより、問題点を補完することができるのです。



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