住環境アドバイザー松岡在丸(まつおかさいまる)による住まいのカウンセリング
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住まいと間取りの採点帳<7>
左右対称でも評価は違う!?あなたの視点は大丈夫?

CASE-19 この間取り、あなたの評価は?(プランのみの物件です)
 
  松岡の評価・・・間取り満足度42.7%

久々に高得点の間取りを実現する物件に巡り合いました。コンパクトながらも機能的な建物となっていて、及第点です。では、この物件を左右対称にした下の物件を見てみましょう。


CASE-20 この間取り、あなたの評価は?(プランのみの物件です)
 
  松岡の評価・・・間取り満足度40.4%

CASE-19の物件と比較してわかるとおり、プランとしては全くの左右対称となっていますが、満足度は低くなります。

いったい何が異なるのでしょうか?


プランと環境の採点ポイント
 
CASE-19とCASE-20の物件は、ともに下側が南方向だとしましょう。とすると、太陽は東から昇って西に沈みますから、当然、CASE-19は朝〜昼にかけてリビングをよく照らしてくれることになります。ところがCASE-20の場合、朝の明るい光がダイニングに届きにくいことがわかります。

朝食時は家族が最初にコミュニケーションを取る場面ですから、できるだけ爽やかなダイニングにしたいものです。ところがCASE-20では朝の太陽光が最も届きやすい時間帯の位置にキッチンが位置しており、しかも、東側には窓がありません。

同様に、CASE-19の場合は朝のすがすがしい光の下、玄関から一日を始めますが、CASE-20は玄関が西側になりますから、朝は完全に日陰になっています。こうしたところから一日のスタートが変わります。

全体的なプランとしてはかなり高評価ですが、土地や建物の位置関係、部屋の位置関係、そして太陽の動きなどを総合的に考えてみると、一つ、二つと、生活に影響を与える相違点があることに気付くものです。